健康と美をサポートする総合栄養指導
当院では健康で美しい生活をサポートするために、以下の栄養素と食事法を取り入れたアプローチを提案しています。
ここでは、各アプローチについて詳しく説明いたします。
1. 耳・鼻・のどの不調は「食事」で変わる?
「耳鳴りがする」「めまいが治らない」「鼻炎が辛い」……。 こうした症状に対して、お薬や処置だけで治療が終わると思っていませんか?
実は近年の研究で、耳・鼻・のどの健康は、全身の栄養状態と深く関わっていることが分かってきました。私たちの体、特に内耳や粘膜は非常にデリケートで、毎日の食事や水分補給の方法を少し変えるだけで、症状が和らぐことや、予防につながることがあります。
当院では、局所の治療だけでなく、栄養医学的な視点からも患者様のサポートを行っています。今回は、最新の研究で分かってきた「栄養と耳鼻科疾患」の意外な関係についてご紹介します。
【耳の健康】難聴・耳鳴りと「抗酸化」
耳の奥にある「蝸牛(かぎゅう)」という器官は、音を感じ取るために大量のエネルギーを使っています。そのため、体の中でも特に「酸化ストレス(サビつき)」に弱い場所です。
難聴予防の味方「ビタミンとマグネシウム」 ビタミンA、C、Eは、耳の細胞を酸化から守る「抗酸化ビタミン」です。これらをバランスよく食事から摂っている人は、聴覚障害のリスクが下がることが分かっています。また、「マグネシウム」は騒音によるダメージから神経を守り、耳の血流を良くする働きがあります。
耳鳴りが気になる方へ 耳鳴りがある方の中には、「亜鉛」や「ビタミンB12」が不足しているケースが多く見られます。これらが不足すると神経が過敏になりやすいため、不足が疑われる場合は、食事やサプリメントでの補充が有効な場合があります。
昔から「耳鳴りにはカフェイン断ち」と言われてきましたが、最近の研究では一律に制限する必要はないと言われています。無理な制限でストレスを溜めるより、まずはバランスの良い食事を心がけましょう。
【めまい】「メニエール病」は水を飲んで治す?
ここ数年で治療の常識が大きく変わったのが「メニエール病」です。
これまでの常識: 「水ぶくれ(内リンパ水腫)」が原因だから、水分を控えましょう。
これからの新常識: 「水分をしっかり摂って、代謝を回しましょう」 。
実は、水分を制限して脱水気味になると、体は水を溜め込もうとするホルモン(バソプレシン)を出し、かえって内耳の水ぶくれを悪化させてしまうことが分かってきました。 逆に、男性で1日2リットル前後の水をこまめに摂取する「水分摂取療法」を行うことで、めまい発作が劇的に減ったという日本の研究報告があります。 ※心臓や腎臓に持病がある方は、主治医との相談が必要です。
また、頭を動かすとめまいがする「良性発作性頭位めまい症(BPPV)」は、ビタミンD不足によって再発しやすくなることが分かっています。日光浴や食事、サプリメントでビタミンDを補うことが予防につながります。
【鼻の悩み】アレルギーと「腸内環境」
「腸-鼻軸(Gut-Nose Axis)」という言葉をご存じでしょうか? 腸内環境を整えることは、離れた場所にある「鼻の粘膜」の炎症を抑えるのに役立ちます。
乳酸菌(プロバイオティクス)の力 特定の乳酸菌(プロバイオティクス)を継続的に摂取することで、アレルギー性鼻炎の鼻づまりや目のかゆみが和らいだというデータがあります。
【のど・声】胃酸逆流と「耳管開放症」
声の不調や、のどの違和感も、食事が大きく関わっています。
のどの違和感・声枯れ(咽喉頭逆流症) 胃酸がのどまで上がってくることで起きる炎症です。酸味の強いもの(柑橘類やお酢)、炭酸、カフェインなどは粘膜を刺激するため控えましょう。 ポイント: アルカリ性の天然水(pH8.8以上)を飲むと、のどに残った消化酵素(ペプシン)を無力化し、ダメージを和らげる効果が期待できます。
急なダイエットにご用心(耳管開放症) 急激に体重が減ると、耳と鼻をつなぐ管(耳管)の周りの脂肪が落ち、「耳が詰まった感じ」「自分の声が響く」といった症状(耳管開放症)が出ることがあります。この場合、十分な水分摂取で粘膜の潤いを保つことが大切です。
【重要】お薬とサプリメントの飲み合わせ
最後に、とても大切な注意点です。 当院で処方することのある抗生物質(ニューキノロン系やテトラサイクリン系)は、実はサプリメントとの相性が悪いことがあります。
マグネシウム、カルシウム、亜鉛、鉄などのミネラルサプリメントと一緒に飲むと、お薬の吸収が悪くなり、効果が落ちてしまいます。 もしサプリメントを飲んでいる場合は、お薬を飲んでから2〜4時間あけて摂取するようにしてください。
耳鼻咽喉科の病気は、局所的な治療だけでなく、体全体の栄養バランスを整えることで、より良い経過をたどることがあります。
2. ビタミンDって何?なぜ大切なの?
ビタミンDは、私たちの体にとってとても大切な栄養素です。
主に以下のような働きがあります。
- 骨を強くする
- 体の免疫力を高める
- 細胞の成長を助ける
- 血糖値を調整する
こんな人はビタミンDが足りていないかも
- 花粉症や鼻炎などのアレルギーがある
- 風邪をひきやすい
- 気分が落ち込みやすい
- 室内で過ごすことが多い
- お腹の調子が悪い(下痢や便秘)
- 成長期の子ども
- 血糖値が気になる
- キノコや魚をあまり食べない
- 妊娠を考えている
- 骨折しやすい、または骨粗しょう症が心配
なぜ今、ビタミンDが足りない人が多いの?
- 魚を食べる量が減っている
- 日焼け止めを使うことが多く、日光を浴びる機会が減っている
実は、39歳から64歳の女性の70%以上がビタミンD不足だといわれています。
ビタミンDはどんなところで活躍しているの?
- 骨を強くする:カルシウムの吸収を助けて、骨を丈夫にします。
- 免疫力アップ:体の中で細胞同士をしっかりつなげて、病気から体を守ります。
- アレルギーを和らげる:過剰な免疫反応を抑えて、アレルギー症状を軽くします。
- 赤ちゃんの健康:妊娠中や産後のお母さん、そして赤ちゃんの健康に大切です。
ビタミンDをたくさん含む食べ物は?
- 魚:サケ、サンマ、マグロ、サバ、シラス
- キノコ:干ししいたけ、乾燥キクラゲ、エリンギ、マイタケ
- 卵:特に卵黄に多く含まれています
ビタミンDを効果的に摂るコツ
- 油と一緒に食べると吸収されやすくなります。
- キノコは炒め物にするのがおすすめです。
- カルシウムと一緒に摂ると、骨の健康によいです。
注意点
ビタミンDのサプリメントを使う場合は、取りすぎに注意しましょう。
多すぎると体に悪影響があるので、医師に相談してから使うのが安全です。
毎日の食事でビタミンDを意識して摂ることで、骨の健康だけでなく、全身の健康維持につながります。
バランスの良い食事を心がけ、時々日光浴もしながら、健康的な生活を送りましょう。
3. 亜鉛って何?知って得する栄養素のヒミツ
みなさん、「亜鉛」という栄養素をご存知ですか?実は、私たちの体にとってとても大切な栄養素なんです。今回は、亜鉛の働きや不足したときの症状、上手な摂り方などをわかりやすくご紹介します。
こんな方は要注意!亜鉛が足りていないかも?
- 髪の毛が抜けやすくなった
- 肌荒れや爪のトラブルが増えた
- 風邪をひきやすい
- なんだか元気が出ない
- 妊娠中や授乳中
- お酒をよく飲む
- 甘いものが大好き
- 加工食品をよく食べる
これらの症状や生活習慣がある方は、亜鉛が不足している可能性があります。
亜鉛って体の中でどんな働きをしているの?
亜鉛は、私たちの体の中でたくさんの大切な仕事をしています。
- 髪・肌・爪を健康に保つ
- 傷の治りを早める
- 味覚を正常に保つ
- 免疫力を高める
- 成長を助ける
- 生殖機能を正常に保つ
亜鉛が不足すると、どんな症状が出るの?
亜鉛が足りなくなると、様々な症状が現れることがあります。
- 髪が抜けやすくなる
- 肌荒れや爪のトラブルが増える
- 風邪をひきやすくなる
- 傷の治りが遅くなる
- 味がわかりにくくなる
- 成長が遅くなる(子どもの場合)
- 生殖機能が低下する
どうして亜鉛が不足しやすいの?
現代の生活習慣には、亜鉛不足を引き起こしやすい要因がいくつかあります。
- 加工食品の摂りすぎ
添加物が亜鉛の吸収を妨げることがあります。 - アルコールの飲みすぎ
お酒を分解するのに亜鉛を使ってしまいます。 - 糖質の摂りすぎ
糖質を処理するのに亜鉛を多く使います。 - ストレスや運動不足
亜鉛の吸収や利用効率が低下します。
亜鉛をたっぷり含む食べ物は?
亜鉛は、主に以下の食品に多く含まれています。
- 牡蠣
- 牛肉
- 豚肉
- 鶏肉
- 煮干し
- レンズ豆
- ひよこ豆
- カシューナッツ
- チーズ
- ヨーグルト
亜鉛を効率よく摂るコツ
- バランスの良い食事を心がける
- 加工食品や甘いものを控えめに
- 適度な運動とストレス解消
- 必要に応じて、医師や栄養士に相談してサプリメントの利用を検討
注意点
亜鉛のサプリメントを使う場合は、取りすぎに注意しましょう。
多すぎると他の栄養素の吸収を妨げることがあるので、医師に相談してから使うのが安全です。
まとめ
亜鉛は私たちの健康に欠かせない大切な栄養素です。
日々の食事や生活習慣を見直し、適切な量の亜鉛を摂ることで、健康的な体づくりにつながります。
気になる症状がある方は、ぜひ一度、食生活を見直してみてはいかがでしょうか?
4. 知って得する!鉄の重要性と上手な摂り方
みなさん、「鉄分」って聞いたことありますよね?実は、この鉄分が私たちの健康にとってとっても大切なんです。
今回は、鉄の働きや不足したときの症状、上手な摂り方などをわかりやすくご紹介します。
こんな方は要注意!鉄が足りていないかも?
- 女性で生理がある
- 成長期のお子さん
- いつも疲れている
- 妊娠中や授乳中の方
- 髪の毛が抜けやすい
- スポーツをよくする
- めまいやたちくらみがある
- 頭痛持ち
- 足がムズムズする
- あざができやすい
- のどに違和感がある
- 冷え性
- 甘いものや氷をよく食べる
これらの症状や特徴がある方は、鉄が不足している可能性があります。
鉄って体の中でどんな働きをしているの?
鉄は、私たちの体の中でとても重要な役割を果たしています。
- 赤血球を作る
- 体中の細胞にエネルギーを届ける
- 脳の働きを助ける
- 免疫力を高める
- 髪や爪の健康を保つ
鉄が不足すると、どんな症状が出るの?
鉄が足りなくなると、様々な症状が現れることがあります。
- とても疲れやすい
- めまいやたちくらみがする
- 顔色が悪い
- 集中力が低下する
- 不安を感じやすくなる
- 眠りが浅くなる
- 髪の毛が抜けやすくなる
どうして鉄が不足しやすいの?
鉄が不足する主な理由には、以下のようなものがあります
- 女性の生理や妊娠、授乳
- 偏った食事やダイエット
- 胃腸の調子が悪い
- 成長期の子ども
- たくさん運動をする人
鉄をたっぷり含む食べ物は?
鉄は、主に以下の食品に多く含まれています。
- レバー(鶏、牛、豚)
- 赤身の肉(牛肉、豚肉)
- 魚(かつお、さんま)
- 貝類(しじみ、あさり)
- 緑黄色野菜(ほうれん草、小松菜)
- 豆類(枝豆、大豆)
- ごま
- ひじき
鉄を効率よく摂るコツ
- ビタミンCと一緒に摂る
例:レモンを絞った焼き魚、オレンジジュースと一緒に食べる鉄分サプリメント - 動物性の鉄(肉や魚)と植物性の鉄(野菜や豆)をバランスよく摂る
- 鉄の吸収を妨げるものを控える
例:お茶やコーヒーは食事の少し前後に飲む
注意点
鉄のサプリメントを使う場合は、取りすぎに注意しましょう。
多すぎると体に良くないので、医師に相談してから使うのが安全です。
特に、海外製のサプリメントは注意が必要です。
まとめ
鉄は私たちの健康に欠かせない大切な栄養素です。
日々の食事や生活習慣を見直し、適切な量の鉄を摂ることで、元気な毎日を過ごせます。
気になる症状がある方は、ぜひ一度、食生活を見直してみてはいかがでしょうか?
5. 乳酸菌
乳酸菌は善玉菌の一種で、腸内環境を整える働きがあります。腸内フローラのバランスを良好に保つことで、免疫力を向上させる効果があります。
効果
腸内環境の改善
乳酸菌は腸内の悪玉菌を抑え、善玉菌を増やすことで腸内環境を整えます。これにより、消化機能が向上し、便秘の予防や改善に役立ちます。
免疫力の強化
腸内環境が整うことで、体全体の免疫機能が強化され、感染症に対する抵抗力が高まります。
アレルギー症状の緩和
乳酸菌はアレルギー症状の緩和にも効果があるとされています。
摂取方法
ヨーグルト
毎日の朝食やスナックとして手軽に取り入れられる食品です。
キムチ
発酵食品であり、食事の付け合わせとして取り入れることができます。
納豆
朝食や軽食として日本の伝統的な食品であり、手軽に摂取可能です。
6. リン
リンは、エネルギーの生成や骨の形成、細胞膜の構成に不可欠なミネラルですが、過剰摂取は腎臓に悪影響を及ぼす可能性があります。
効果
エネルギー生成
ATP(アデノシン三リン酸)というエネルギー分子の生成に関与し、体のエネルギー代謝をサポートします。
骨の形成
カルシウムとともに骨や歯を形成し、骨密度を維持します。
細胞膜の構成
細胞膜の重要な構成要素であり、細胞の正常な機能を維持します。
注意点
リンの過剰摂取は腎臓に負担をかけ、腎機能を低下させるリスクがあります。
特に、慢性腎臓病の方や腎機能が低下している方は注意が必要です。
摂取方法
肉や魚
高タンパク食品に多く含まれていますが、適量の摂取が重要です
乳製品
チーズやヨーグルトなどの乳製品からも摂取可能ですが、摂取量に注意しましょう。
ナッツ類
スナックとして手軽に摂取できますが、過剰摂取を避けるために量を管理しましょう。
7. 野菜350g摂取
毎日の食事に野菜350gを取り入れることは、ビタミン、ミネラル、食物繊維を豊富に摂取するために重要です。
効果
栄養素のバランス
色とりどりの野菜を組み合わせることで、多様な栄養素をバランスよく摂取できます。
消化機能の改善
食物繊維が豊富なため、消化を助け、便秘の予防に役立ちます。
抗酸化作用
ビタミンCやビタミンEなどの抗酸化物質が豊富で、体の酸化ストレスを軽減します。
摂取方法
サラダ
新鮮な野菜を生で摂取することで、ビタミンの損失を防ぎます。
スムージー
果物と野菜を組み合わせたスムージーで手軽に摂取可能です。
蒸し野菜
簡単に調理でき、栄養素を保ちながら摂取できます。
8. 低GI食
低GI食品(グリセミック指数の低い食品)は、血糖値の急上昇を防ぎ、エネルギーレベルを安定させるのに役立ちます。
効果
血糖値の管理
食後の血糖値の急激な上昇を防ぎ、糖尿病予防に効果的です。
エネルギーの安定
長時間にわたって安定したエネルギーを供給し、集中力や持続力を高めます。
体重管理
血糖値の急上昇がないため、空腹感を抑え、食欲をコントロールしやすくなります。
摂取方法
全粒穀物
玄米や全粒パンなどの全粒穀物を選ぶことで、GI値を低く保てます。
野菜
特に葉物野菜や豆類が低GI食品です。
果物
イチゴやブルーベリーなどの低GI果物を選びます。
9. 植物性タンパク質
植物性タンパク質は、健康的な食事に不可欠な栄養素です。
効果
心血管系の健康
動物性タンパク質に比べて脂肪分が少なく、コレステロール値を下げる効果があります。
消化の促進
植物性食品には食物繊維が豊富で、消化機能をサポートします。
持続可能性
環境への負荷が少なく、持続可能な食生活をサポートします。
摂取方法
豆類
豆腐やテンペ、レンズ豆などから摂取可能です。
ナッツや種子
スナックとして手軽に取り入れることができます。
全粒穀物
キヌアやアマランサスなど、全粒穀物からも豊富に摂取できます。
10. 16時間断食ダイエット
16時間断食ダイエット(インターミッテント・ファスティング)は、1日のうち8時間だけ食事を摂り、残りの16時間を断食する食事法です。
この方法では、夕食を食べないことがポイントです。
効果
体重管理
断食時間中にエネルギーを燃焼しやすくなり、体脂肪の減少を促します。
代謝の改善
断食期間中に代謝が活発になり、インスリン感受性が向上します。
セルフリペア
断食中に細胞の修復が促進され、体のデトックス効果が期待されます。
実施方法
食事の時間帯
例えば、午前10時から午後6時までの間に食事を摂り、それ以外の時間は断食します。
夕食を摂らないことで、16時間の断食時間を確保します。
バランスの取れた食事
食事時間内には、バランスの取れた食事を摂取することが重要です。
水分補給: 断食時間中も水分補給を忘れずに行います。



